ペット火葬炉
ペット火葬とは
ペットが亡くなったとき、以前は土葬が中心でしたが、現在ではペットは家族の一員といわれるようになり、ペット専用の火葬炉で火葬、葬儀するということが基本となっています。
もしもペットが亡くなったときはお近くのペット霊園もしくはペット葬儀社に連絡をして、そのペット霊園、もしくはペット葬儀社の火葬炉にて火葬してもらいます。一部、自治体によりペット火葬を行政が行うところもあります。
ペット火葬炉とは
ペット火葬炉の特許取得!
株式会社大和ファーネスは「ペット用火葬炉」に関して2020年9月に特許第6759477号を取得しました。
炉周辺から煙が出ない研究から新しい構造が認められました。完全燃焼する「第3世代の炉」として大きく差別化できるものです。
ペット火葬炉
ペットの火葬炉は基本的に人の火葬炉に準じるものが普通ですが、その形状から設置型の固定炉と車に火葬炉を積んだペット火葬車(移動火葬車ともよばれます)に分けられます。
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設置固定型火葬炉
建物内に設置する火葬炉です。小鳥やハムスターなど小動物から大型犬、特大犬なども火葬できるものまでさまざまなタイプがあります。
多くのペット霊園では1台、もしくは複数台の設置型ペット火葬炉を保有しています。 -
ペット火葬車(移動火葬車)
自動車に火葬炉を取り付けたもので、軽自動車タイプからワゴンタイプから大型犬も火葬できる2t車タイプなどいろいろなものがあります。多くの場合お客様のご自宅まで出向いて火葬します。
軽自動車から2t車まで~ペット火葬車の種類
炉の種類ごとの車種と遺体重量目安は次のようになります。
小型動物から75Kgの大型犬まで火葬できるタイプがあります。
- 311V 12Kg(タウンエース、軽四バン)
- 611V 30Kg (キャラバン等標準ルーフ、4ナンバー)
- 811V 45Kg(キャラバン等ハイルーフ、1ナンバー)
- 1200V 75Kg(2tアルミバン)
火葬プレート
遺体を置く板を火葬プレートと呼びます。
ロストル金網(エクスパンドメタル)
特徴: ロストルの上にロストル金網を置き、その上にブランケットを敷いて火葬します。脂肪が早く流れ落ちロストル下で燃焼します。脂肪が残らずカラッと焼けます。炉機種に合った寸法で製作します。
火葬プレートは次の3種類を使っています。
1260ボード(寸法: 縦900mm x 横600mm、厚さ12.5mm)
既製のファイバーボードを購入いただき、ロストルサイズに合うサイズにカッターで切っていただき自作していただきます。
ステンレス板(耐熱タイプの310S)
特徴:ロストルサイズの板に数個の穴を開けたもので、穴から脂肪が落ちるシステムです。冷却が早いのが喜ばれます。 但し、使用により波打って変形します。
キャスタブル耐火材製
特徴:ブランケットなど使わず火葬できるため廃棄物が生じません。小さなお骨まで完全に収骨できます。蓄熱するため冷却に時間がかかります。機種別に合ったサイズの木型を使い製作いたします。
二段燃焼構造
葬台とロストルと火葬プレートの構成です
- ペットの火葬は火葬プレートの上で行います。脂肪は下の受け皿に落ちて火葬中に燃焼するため、脂肪が黒く焼け残ることが無くなります。
- ブランケットを火葬プレート上に敷いて火葬することもできます。この場合も、ブランケットに浸みた脂肪は火葬完了までに燃焼します。